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独断と偏見によるK-POPのすすめ

『La Vie en Rose』#IZ*ONE #아이즈원

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したたかでしなやかな『La Vie en Rose』

La Vie en Rose

La Vie en Rose

  • IZ*ONE
  • K-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

今回ご紹介するのは、IZ*ONEの「La Vie en Rose」です。2018年10月発売のミニアルバム「COLOR*IZ」に収録されています。

リフレインする"La La La La Vie en Rose"のフレーズが印象的な今作。しっとりと女性らしく、また力強くダイナミックなパフォーマンスがとってもカッコいいですよね。そんなしたたかでしなやかな「La Vie en Rose」の注目ポイントはこちら!

サビが映えるメリハリのあるサウンド

デビュー曲でありながら、フレッシュさや一生懸命さをアピールする可愛らしい楽曲ではなく、スタイリッシュな楽曲で大人びた女性らしい美しさをアピールした今作。曲中で何度も繰り返される"La La La La Vie en Rose"のフレーズが耳に残る今作ですが、特にキリングパートとなるサビへの入り方が印象的ですよね。イントロからサビに向けて徐々に曲が盛り上がっていく中で、Bメロからサビにかけてのブリッジの部分で盛り上がりが最高潮に達した後に、スッと曲調が変わると同時にサビに入ることで、よりサビのイメージが際立つような構成になっています。また、厚みのある派手なサウンドから音の響きを生かす余韻のあるサウンドへと切り替わるタイミングも工夫されており、サビの入りの"La La La La Vie en Rose"にエフェクトを重ね、そのフレーズの後にほんの一瞬だけ無音になる瞬間を作っているのですが、これがよりその前後の曲調の違いをクリアにしており、曲にメリハリを与えています。

今作の作詞・作曲・アレンジを担当したMosPickは、過去に(G)I-DLEの「MAZE」も手掛けているのですが、なんとなく雰囲気が似ていますよね。

力強くも女性らしいメロディーに、メリハリのある曲構成や音使い、ループするシンセリフなどが重なります。この2曲に共通するのは、どちらにも"引き算の美学"が感じられるところ。色々なものを詰め込み過ぎずにあえて余白を作ることで、一つひとつの音やフレーズの美しさが引き立ち、パフォーマンスにおいても良い意味で必死さのない洗練された印象を与えます。どちらも今年デビューしたばかりの新人グループですが、すでにグループとして仕上がっているイメージがあるのは、実力を兼ね備えているのはもちろんのこと、こういった曲による効果も大きなウェイトを占めているのかもしれません。

ダイナミックで複雑なフォーメーション

今作のダンスは、フォーメーションも動きも、曲全体を通して"バラ色の人生"というコンセプトに終始した振り付けになっています。

冒頭から、花ひらが開くようなダイナミックなフォーメーションがとっても印象的ですよね。手の動きも、まるで花びらが宙を舞うように優雅で柔らかな印象です。手を重ねてリズムに合わせてキュッと捻るような動きも、花を囲む葉っぱがユラユラしているような絵が浮かんできますよね。サビも花びらを摘んで弾くような振り付けになっているほか、Cメロの放射線状に3列に並んだフォーメーションも、次々と花びらが開いていくような振り付け。ラスサビでも冒頭と同じように全員で花びらのフォーメーションを組み、その後の展開の部分でも手でヒラヒラと花びらが舞うような動きを表現したりと、とにかく全体を通して"花びら"をイメージした振り付けになっています。豪華絢爛な雰囲気が、バラの花のイメージによくマッチしていますよね。

また、大人数グループだとフォーメーションの組み方によってはメンバーの待機時間が発生することがよくありますが、今作では待機はほとんどなく、ほぼ全てのシーンでメンバー全員でパフォーマンスをしているのも特徴です。人数が多いとその分歌のパート割りも細分化されるので、ステージ上にたくさん人がいる中で、歌っているメンバーをどう目立たせるかというのも含めて振り付けを考えなければならないのですが、今作では奥行きを上手く使うことで、フォーメーションが崩れることを防いでいます。1番のAメロの最初の部分や、サビの入りのキラーパート"La La La La Vie en Rose"の部分もそうですが、前に立っているメンバーがスッとしゃがむことで、後ろにいたメンバーにパッと歌割りが切り替わるシーンが多く見られますよね。逆に、後ろでしゃがんでいるメンバーがパッと立ち上がるようなフォーメーションもあったりと、とにかく左右だけでなく前後の奥行きを上手く使って、細かいパート割りを上手くカバーしています。

おまけ

サバイバルオーディション番組「PRODUCE48」を経て、日韓合同の新人グループとして満を持してデビューしたIZ*ONE。

デビュー前から大きな注目を集めていた彼女たちですが、デビュー曲「La Vie en Rose」のMVは、K-POPグループのデビュー曲として公開から24時間の再生回数が歴代最高記録を叩き出し、またアルバム「COLOR*IZ」は、リリースから1日でK-POPガールズグループの歴代初動売り上げ記録を更新。さらに、先日出演した音楽番組「M COUNTDOWN」で初の1位を獲得し、ガールズグループのデビューから1位獲得までの最短記録を更新するなど、華々しいデビューを果たしました。48グループの宮脇咲良・矢吹奈子・本田仁美の日本人3名が日本での活動を一時休止してこちらに専念するということもあり、元々K-POPに興味がなかった日本のファン層からも注目が集まっています。また逆に、日本のアイドルに興味がなかったK-POPファンが48グループに興味を持つきっかけにもなっているようで、日韓合同グループならではの良い相乗効果が生まれているようです。

とはいえ、正式デビューを迎えるに際して、韓国では「"日本の右翼グループ"は韓国の公営放送のTV番組に出演するべきではない」との国民請願が出されるなど、IZ*ONEのデビューを快く思っていない人たちがいるのも事実です。日本人としては、なんだか悲しいですよね。このニュースはきっと本人たちの耳にも届いているかと思いますが、ただでさえ慣れない環境での生活で大変なのに加えて、こういった騒動に巻き込まれると、メンタル的な部分でも心配です。無事に韓国デビューを迎えた彼女たちには、今後も韓国メンバーと一緒に元気に活動していって欲しいですよね。2年半と期間限定での活動になりますが、彼女たちの今後の活躍にぜひ注目してみてください!