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独断と偏見によるK-POP楽曲紹介♥

『HANN(Alone)(한(一))』#(G)I-DLE #(여자)아이들

力強くも独特の浮遊感を纏った『HANN(Alone)』

今回ご紹介するのは、(G)I-DLEの「HANN(Alone)」です。2018年8月にデジタルシングルとして発売されました。

哀愁漂うイントロから、力強く挑発的なメロディー、独特の浮遊感が印象的なサビまで、ドラマティックに展開していく今作。新人グループとは思えない、堂々としたパフォーマンスは圧巻ですよね。歌もダンスもクオリティが高く、一つの作品として完成されています。そんな力強くも独特の浮遊感を纏った「HANN(Alone)」の注目ポイントはこちら!

独自性を突き詰めたシックな世界観

デビュー曲に続き、グループのリーダーであるソヨンが作詞作曲を担当した今作。前作同様に"ムーンバートン(Moonbahton)"をベースにしながらも、サビでは独特の浮遊感と疾走感が感じられる、デビュー曲とはまた違ったテイストの楽曲となっています。新人グループでありながらも、いい意味でフレッシュさを全く感じさせない、ベテランのような余裕と貫禄が感じられますよね。元気で可愛らしくてキャッチーで、という新人らしさとは真逆を行くセンスが素敵です。デビューから2曲目にして、すでにグループとしてのカラーが確立されているように思います。

"ムーンバートン"が世界的にブームになっているジャンルだけに、楽曲のテイストとしては洋楽のダンスボップのような雰囲気がありますよね。ただ、音の選び方だったり響きだったりに、どことなくアジアンというかアラビアンというか、東洋的なテイストも感じられます。サビの"Woo woo woo~"の部分は、フックの効いたメロディーがとってもK-POPらしいですよね。単純に海外で人気のジャンルを真似するだけでなく、そこに自分達ならではのテイストを散りばめ、その上でしっかりとK-POPらしさが感じられるところまで落とし込んでいるのが流石です。

韓国語で"恨み"と"一人"という二つの意味つ"HANN"をタイトルとする今作は、そのタイトル通り、歌詞には彼の裏切りに対する恨みや怒り、そして一人残された心情が綴られています。この愛憎入り混じった感情の変化が、歌詞だけでなくサウンドでも上手く表現されていますよね。仮に歌詞の意味が分からなかったとしても、どこか哀愁漂う雰囲気と、激しい嫌悪感のようなものが音からも伝わってきます。イントロの口笛を始め、様々な音を効果的に使って、この曲の独特のシックな世界観が作り上げられているように思います。

女性らしい曲線美が目を引くダンス

ソヨンが崖の上に佇むような、印象的なフォーメーションから始まる今作。緩急をつけたキレのあるダンスがカッコいいですよね。ダイナミックでありながらもしなやかな動きと、曲線美が強調される絵画のようなポーズが特徴的です。

サビのベリーダンスのように腰を使ったセクシーな動きを始め、手首を返したりひねったり合わせたりする動きなど、ダンスにも東洋的なテイストが感じられますよね。Cメロの手を上にあげて身体のラインを見せるようなポーズや、2番Aメロのメンバーが二人ずつ縦に並んで千手観音のように手を動かすポーズなども、エジプトの壁画にありそうなアラビアンな雰囲気です。

また、間奏部分にシェファのソロダンスが組み込まれているのも印象的ですよね。スラッとした手足がとても綺麗で、歌唱パートの少ない彼女の見せ場となっています。ただ、全体的にはやはりスジンのダンススキルがズバ抜けているように思います。動きの滑らかさが1人だけ全然違い、キレもあり、一つひとつの動きに無駄がなく軽やかです。

偶数人数のグループはフォーメーションをシンメトリーにするために、一人が歌っているメンバーの後ろに入り隠れてしまうような場面が多くあるのですが、動画を見ても分かる通りスジンは他のメンバーに隠れて見えなくなることが一度もありません。同じくソヨンも一度も隠れることがないのですが、彼女も表現力と存在感がズバ抜けているので納得ですよね。魅せるパフォーマンスにおいては、スジンとソヨンの二人が頭一つ抜けているように思います。

おまけ

デビューから大型新人の名に恥じぬ実力を見せつけた(G)I-DLE。楽曲のテイストから海外受けもよく、デビュー曲の「LATATA」はビルボードワールドアルバムチャートで7位を獲得し、iTunes K-POPチャートでも世界11地域で1位を獲得しました。それらの実績もあってか、今回ご紹介した「HANN(Alone)」もYouTubeに海外のMVリアクション動画がたくさんUPされており、その注目度の高さがうかがえます。グローバルホットルーキーとして注目を浴びる彼女たちですが、多国籍なメンバー構成ということもあり、今後どのように世界にアピールしていくのかも気になりますよね。彼女たちの今後の活動に、ぜひ注目してみてください!