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独断と偏見によるK-POP楽曲紹介♥

『LATATA』#(G)I-DLE #(여자)아이들

気だるさの中に熱を秘めた『LATATA』

今回ご紹介するのは、(G)I-DLEの「LATATA」です。2018年5月発売のミニアルバム「I Am」に収録されています。

気だるく物憂げなサウンドに、力強い歌声、鋭い視線、情熱的なダンス。何度も繰り返す"Latata latata~…"も印象的ですよね。そんな気だるさの中に熱を秘めた「LATATA」の注目ポイントはこちら!

流行を取り入れたハイブリッドなサウンド

ゴリゴリの四つ打ちビートでもなければ、華やかなエレクトロサウンドでもなく、どこか気だるく引きずるような独特なビートに、アンニュイなサウンドが特徴的な今作。"ムーンバートン(Moonbahton)"というEDMの派生ジャンルを取り入れた、これまでの王道K-POPとは一線を画す、先進的な楽曲となっています。

この"ムーンバートン"というジャンル、日本ではあまり馴染みがありませんが、2016年頃から世界的にブームとなっているジャンルで、Ed SheeranやJustin Bieberの楽曲にも応用されるなど、世界のPOPシーンで注目されているジャンルです。その影響を受け、近年K-POPシーンでもこの"ムーンバートン"を取り入れたサウンドが大流行しており、様々なグループがその特徴を取り入れた楽曲を発表しています。

今作では、比較的落ち着いたスローなリズムパターンや、どことなくダウナーなサウンドなど、"ムーンバートン"の特徴をふんだんに取り入れながらも、K-POPならではのフックソングの手法やラップパートなどもしっかりと取り入れられていますよね。サウンド面で新鮮さを与えながらも、曲構成の面では王道パターンを踏襲しており、バランスもよく違和感を感じません。K-POPシーンの新旧の良さを上手くミックスした、ハイブリッドな楽曲に仕上がっています。

メンバーの個性を印象付ける曲構成

今作は、Aメロ → Bメロ →サビとシンプルで覚えやすい曲構成に加えて、Aメロはソヨン&スジン、Bメロはミンニ&ウギ、サビはミヨン&シュファと各メンバーのパートがしっかり固定されているのが印象的ですよね。グループのリーダーであるソヨンが、メンバーそれぞれのパートを考えながら作詞・作曲・編曲にも参加したというだけあって、それぞれのパートがメンバーの声質とマッチした、それぞれの魅力を引き立てるさすがの構成になっています。楽曲がそのままメンバー紹介動画になるような、メンバーの個性を印象付けるデビュー曲としてはこの上ない曲構成ですね。

ソヨン

Aメロの入りを担当するソヨン。2番では得意のラップも披露しています。ねっとりとまとわりつくような歌声に、突き刺さるような鋭い視線がインパクト抜群ですよね。卓越した表現力で、歌の始まりから一気に曲の世界観に引き込んでいく力を持っています。

 スジン

ソヨンに続いてA メロを担当するのがスジン。吐息が混ざったような歌声が印象的です。表情の作り方や目線の運び方もとっても上手ですよね。メインダンサーということで歌割りは少な目ですが、そのダンスでセクシーな世界観を見事に表現しています。

ミンニ

Bメロの前半を担当するミンニ。どことなく気だるそうな雰囲気が、この楽曲のサウンドに一番ハマっている気がします。濃いめのメイクやファッションなども、自然に馴染んでいて違和感がありません。声質も特徴的でありながらクセはそこまで強くないので、メインボーカルとして歌声でも様々な表現ができるメンバーではないかと思います。

ウギ

Bメロの後半を担当するウギ。あどけない表情とは裏腹に、力強くパンチのある歌声が印象的ですよね。この唯一無二の歌声が、曲の中でいいアクセントになっているように思います。楽曲の雰囲気と比べると、表情などまだまだ元気いっぱいの可愛らしさが目立ちますが、若いメンバーなので、今後の成長に期待したいですね。

ミヨン

サビを担当するミヨン。確かな歌唱力で、メインボーカルとしてグループを支えています。清純派でも十分イケそうな綺麗に整った顔立ちが印象的ですが、最年長ということもあり、落ち着いた雰囲気や色っぽい表情など、楽曲の雰囲気に上手く寄せてきていますね。大人の女性らしく、上品なセクシーさでグループに華を添えています。

シュファ

楽曲のフックパートである、サビ中の"Latata latata~…"の部分を担当しているシュファ。突き抜ける真っ直ぐな歌声が、他のメンバーの個性ある歌声のなかで逆に新鮮な魅力となっています。パフォーマンスでは、まだ緊張しているのか表情も固く、大人びた他のメンバーと比べるとぎこちない雰囲気。まだまだ伸び代がありそうなので、今後どのように成長していくのか楽しみですね。

おまけ

デビュー曲でいきなりの三冠達成という偉業を成し遂げた(G)I-DLE。その目を見張る活躍の根底には、やはりグループのリーダーでもあるソヨンの力が大きなウェイトを占めているように思います。

PRODUCE101やUNPRETTY RAP STAR3に出演し、グループのデビュー前からその実力が評価されていたソヨン。今作では作詞・作曲・編曲などプロデュースの部分にも関わるなど、とても多才なメンバーです。グループデビュー前にソロデビューを経験していることもあり、パフォーマンスの面でも他のメンバーより頭ひとつ抜けている印象で、強めのビジュアルやねっとりとした歌声、セクシーなダンスに流暢なラップなど、同じ事務所の先輩である4Minutesのヒョナを思わせるカリスマ性も兼ね備えています。

今後このソヨンを中心に、グループがどのように成長していくのか、他のメンバーもまだまだ伸び代がありそうなだけに、とっても楽しみですよね。韓国のほか、中国・タイ・台湾と多国籍なメンバー構成も、今後の活動に影響してくるかも知れません。まだまだデビューしたばかりの(G)I-DLEの今後の活動に、ぜひ注目してみてください!